■ 西の岬 (三戸の丘)
神奈川県 三浦市 初声町 三戸
【最寄】 京急 『 三崎口 』
撮影 2006/10/28 ・ 2006/11/08 ・ 2007/02/08 ・ 2008/10/02




 『西の岬』 の所在については、ファンの間でもいくつか候補があります。


 ポピュラーなのは黒崎の鼻

 カフェアルファ近辺の描写と類似点が多いことや、初瀬野邸を思わせる別荘が近辺に建っていることから、ほぼ間違いないのでは?と言われている場所です。

 一方で、すぐそばにミサゴが住んでいる 『小網代の入江』 があるべきなのに、実際の 「黒崎の鼻 〜 小網代の森」 は、2キロ以上離れている… という地理的矛盾がネックです。



 もう1つの候補地は、小網代湾の北岸の、ポロポロと別荘が建っている一帯で、僕が勝手に 『三戸の丘』 と呼んでいる場所です。

 ここなら、夕凪の時代になって 「小網代の森」 が拡大したとしたら、位置的には ドンピシャです。



 もし後者なら、うれしいな〜。

 個人的なことで恐縮なのですが、僕が初めて京急の終着駅「三崎口」で降りて、初めて向かった場所が三戸海岸

 そして、その南に広がる家々を抜けた先に、たまたま見つけた小道を登ったところにあったのが、大根葉の緑もあざやかな 『三戸の丘』 だったのです。


 自分にとっての個人的な記念の場所に、将来、初瀬野 邸が建設されるというのは、実にファン冥利に尽きますので、どうかよろしくお願いします。(誰に何を)






 それでは、アクセス方法を。

…と その前に、駅前のコンビニで準備をしてから出かけましょう。

 『三戸海岸』近辺には、小さな農協のような店(品ぞろえは、正直そこそこ)が、1軒しか無いのです。

 ちなみに移動距離は、京急『三崎口』から 片道3キロ弱・往復6キロ弱です。 



 まずは国道134号を南へ。

 ほんの200メートルも進むと 「三戸入口」 という分かりやすい交差点があるので、ここを西へ右折。

 ゆるーいアスファルト坂道を、彼方にチラチラ見える海を楽しみながら1キロちょっと歩くと、旅情たっぷりのバス停が。

 「なんだ、バスあるじゃん。 帰りにちょっと使ってみようかな?」 と思った人は、時刻表 を見て仰天してください。

 そりゃ確かに、駅から三戸の町までは たった 1.5キロですが…
僕は、これ以上ヤル気の無い時刻表を見たことが無い…(笑)










バス停のすぐ先の小さいT字路を右折して、区画整理されていない昔ながらの集落の中を西に歩くと… ほどなく 三戸海岸 に到着です。


 南に向かってグルリと砂浜を歩き、堤防の上を歩いてみるのも良いかもですね。 三戸海岸の最深部(南)は堤防に囲まれて景色が良くないので、海を満喫するにはどうしても堤防の上に行く必要があるのです。

 堤防の延びる先に、黒崎の鼻 も見えますね。


 ちなみに、この海岸には計3ヶ所に公衆トイレがありますが、いずれも汚いのが残念です。 これさえ解消されれば、本当に良い場所なのですが…










 海岸を満喫したら、本目的の 三戸の丘 に上りましょう。

 まず海岸から南東にのびている細いクネクネ道を、クネクネ歩きます。

 道と、民家の境界があいまいな箇所があるため、うっかり民家の庭に入りそうになったりもするので注意です。


 200メートルほど進んだところで、金網の向こうに 「黒い幕がかぶせられた、すり鉢状の不思議な場所」 に行き当たるはず…
 (下水処理施設… でしょうか?)

 ここで右折し、家の脇の小さなコンクリの坂道を登っていくと、やがて大根畑が広がる丘の上にいる自分に気づことでしょう。

 ここが 三戸の丘 です。

(一番上の写真のみ、途中の道から「海岸」を振り返って撮影したものです。)














 坂道を登りきったら、そのまままっすぐ西へ進んでみましょう。

 すぐに岬の先端の防風林が見えてきて、行き止まりになります。

 この付近に、将来 『初瀬野 邸』 が建設されるわけですね。
(ただし、この土地の持ち主によると思われる「立入禁止」的な注意書きがあるので、奥までは行けないはずです)



 防風林によって遠方の景色も遮断された、畑だけの丘ですから、広々とした絶景を期待して訪れると拍子抜けするかと思います。

 でも、こんな地元の人しか訪れないような場所だからこそ味わえる、青空と畑だけのシンプルな風景には、おだやかで素朴な味わいがあります。


 畑の彼方に見える、北の 『三戸の町』 や、東の 小網代配水塔 … そして南にポツポツ点在する別荘のカラフルな外観が混じり、なんとも不思議な光景をかもす場所でもあります。












 さて、丘をひととおり見たら、東へ進んでみましょう。

 本当はここから、小網代の森 を紹介できると良かったのですが…

 ご存知の方も多いと思いますが、
「森」 への道は 消滅してしまいました

 三戸の東部一帯の台地は、県の推進する 農地造成 によって、広大な畑に生まれ変わったのです。



 森と丘をつなぐ道は、僕も2004年ごろに、2〜3回だけ使ったことがあります。

 森がある丘の上から、ゆるく不ぞろいな坂を下りつつ海に近付いていくあの景色には、なんともいえない風情があったと記憶しています。

 が、当時はまだデジカメを持っていなかったので、ついにその景色を手元に残すことはできませんでした。 記憶の中だけに、うっすらとよみがえる風景です。



 今では、広く平らな地面に水路と畑が広がり、いまだに作業中の重機がゴゴゴと重い音を響かせる光景を見る場所となっています。(2006年現在)

 しかし、将来の国内生産だけによる食料供給を考えれば、これは「前進」と取るべきではないでしょうか?

 僕は当初 「新興住宅地」 になるのだと勘違いして泣くほどガックリしたものですが、ネットで「農地造成」と知り、少しだけ慰められました。 個人的な寂しさは残りましたが…

 皆さんも、丘の上の金網の向こうに広がる、三戸の町の、西の岬の「今」を、その目に焼き付けてみてはいかがでしょう?



 金網にそって、時計回りに西への坂道を下りていくと、やがて前方に先ほどのバス停が見えてきます。 これで 三戸の丘 1周は終了です。









 2008年10月。 上記から2年…  たびたびは来ていたのですが、ジックリ周るのは久しぶりの 三戸の丘 をレポートです。

(しかし、初めて訪れてから、まだ6年しか経っていないというのが我ながらものすごく意外なのですが…(笑) 故郷のようにすら感じる…)



 今日は、「三戸入口」交差点を下ってきた道から、そのまま丘を登り、丘の北側からグルリと時計回りに風景を楽しんでみましょう。

 まずは、丘に登った直後、北の端から振り返ると…
荒崎 の岬がのびているのが見えます。

 黒崎鼻 は ちょっと分かりづらいですが、写真中央の鉄塔のやや右にチラリと見えていますね。








 北に広がる 造成農地 も、あれからだいぶ整備されました…

 寂しくもありますが、すでにこの光景に慣れつつあるのも確かです。
 せめて、あの味のある丘を消滅させたに相応しい、いや、それ以上の価値を、この農地から生産してほしい… と願うばかりです。


 そして嬉しい事に… 小網代方面への道が新造されつつあります!

 農地造成が始まって依頼、この三戸の丘から小網代へは、グルリと北へ2キロ以上迂回する必要があったのですが… この直線道路が開通すれば、500メートルちょっとでのアクセスが可能です。 開通が待たれます。

 もしかしたらすでに通れるのかもしれませんが、この日はこの時点でかなりの距離を歩いていたので、足の疲れを考慮して確認をしませんでした。

 彼方に、小網代配水塔 の白い円柱も見えていますね。














 丘を見てまわる前に、途中の坂道を下って小網代湾の別荘街を見てみましょう。

 『立入禁止』 とか書かれていますが、これは車両に関してであって、人間はいいんだよな多分。 うんうん(我田引水)

 まあ、6年前も一度入っている事だし、大丈夫でしょう。
怒られたら謝れば良いのです。

 坂の途中、木漏れ日の中を、水辺へと下ります…



 水辺に到着です。

 丘と湾のあいだの狭い平地に、ズラリと並んだ別荘たち…

 これらがもうすぐ水没するんだなぁ、と感慨にふけります(失礼な妄想をするな)


 ここから海の広がる西のほうに歩けると良いのですが、途中がモロ、他人の別荘の敷地になるらしく、『関係者以外の通行・バイクでの通り抜けを禁止します』 と書かれていました。

 通り抜ける人がいたのでしょうね…

 釣り人とか…  「ヨコハマ」ファンとか…(笑)








 坂を登って戻り、ふたたび 三戸の丘 の中心を目指します。


 北西を見ると、大根葉の向こうに、しっとりと青い海…

 直線にのびる小道は、黒崎のそれよりアップダウンが多いです。
(そこがまた、黒崎よりも 「西の岬」ぽい んですよねw)








 作物の刈り入れ時なのか、土ばかりの畑が広がる、秋の三戸の丘…

 平日という事もあり、畑仕事をしている人たちが なーんとなくこちらに不審な視線を向けているのがアレですが、すみません、どうぞ気にせず お仕事をお続けになって下さいね(泣)


 振り返ると、湾をへだてた先に、油壷 のホテルたちが…






 以前、どこかのファンサイトで、「A7M2の知り合い?」的に冗談まじりに紹介されていた、H2M2 の表示を偶然に発見しました。

 丘の南西のお宅の、門の表示でした。


 しかし、実際 どういう意味なんでしょう? 「H2M2」…

位置的に表札っぽい?(なんて読むんだよ?)






 ちなみにこれは、三戸の丘の西側の海辺から見上げた斜面です。

 風雨のためか、一部の表面が草木をともなってズリ落ちつつありました。


 しばらく待っていましたが、緑の髪の娘さんが デジカメつかんだまま転がり落ちてくることはありませんでした。 残念(笑)












 三戸の丘の南西の端(小網代湾に接している道としては、一番先端)には、初瀬野邸 を感じさせる洋風の民家が建っています。

 作品内で語られている初瀬野邸より、やや小ぶりで鋭角的な建物ですが、小網代湾 を見おろすロケーションは羨ましいかぎりです。



 これは、2007年2月に撮影した写真なのですが、そんな古いものを なぜ今(2009年3月)になって持ち出してきたかといいますと…

 あるヨコハマファンの方から、全く同じ建物「初瀬野邸ぽい雰囲気をもった建物がありました」 と紹介されたからなのです。

 「やっぱり、気がつく人は気がつく建物なのだな〜」 と嬉しくなって、このページに追記した次第です。



 この建物が丘のもう少し北側に位置していたら、漫画内の雰囲気との類似性は、例の 「黒崎の黄色い家」 をしのぐほどです。

 三戸 に お出かけの際は、ぜひこちらも見学してみて下さいね。 もちろん、ただの民家ですから、節度をもって遠巻きにご覧いただきたいと思います。

(左上の写真は、その家の北100メートルあたりから撮影したものです。
 電信柱の左に見えている家が、それです。)

(左下は、その家を小網代湾の南側の港から撮影したもの。
 中央上に見えているゆるい三角屋根の家です。)









2017年の6月に、風来魚さんから
不思議な報告をいただきました。

それは、『Googleマップを見ていたところ、
三戸の丘 に 「カフェアルファ」 が存在するのですが…?』

という、驚くべきものでした。


確認してみると、たしかに
三戸の丘 の西の端のほうに 「喫茶店」のアイコン があり、
マウスカーソルをのせると 『Cafe Alfa』 の文字が…

ななななんじゃこりゃーーー!


  





僕が最後に 三戸の丘 を訪れたのは 2008年10月 でしたが、
当時は もちろん、そんな建物はありませんでした。

また、Google が ストリートビュー用に撮影した
現地の写真は、2010年11月 のもののようです。

写真撮影から 7年 ほどが経っているわけですが、
その間に 「ヨコハマ買い出し紀行」 のファンの誰かが、
ついに 『実物のカフェを開店させる』 ことに成功した
のでしょうか?

だとしたら それは、
祝うべき素晴らしいことなのですが…



しかも、一般的なヨコハマファンの間では、
カフェアルファのモデルとなった場所は、
ここより2キロほど北にある 黒崎 が有力とされています。

「カフェアルファの所在地は三戸」派 は、
ヨコハマファンの間では少数派であり、
かなり そのあたりを熟知している者でないと、
この場所を選択することは考えられません。




ただ そう思う一方で、
腑に落ちない、看過できない 「アラ」
も見受けられるのです。

まず このカフェ、お店なのに
電話番号が登録されていない んですよね。

しかも、このお店の住所でネット検索しても、
該当する情報ページが さっぱり見つからない
のです。

さらに よくよく見てみると、
店の名前が 『Cafe Alfa』

本当のファンであれば、
カフェアルファのつづりが
「Cafe Alpha」 であることは、
単行本などで簡単に確認できるはずです。




以上から自分は、これは

『ヨコハマファンを装った…

しかも 「カフェアルファのモデルは三戸」派
によるイタズラだと、
第三者に思わせる意図をもった人間による、
悪質な工作行為』


ではないかと、考えています。








ちなみに、

後日、現地に実際に足を運んでくださった、
ヨコハマファンの 青空豆腐さん によると、

『やはり近辺 (丘の下も含めて) には、
カフェなど存在していなかった』
そうです。



こうしたカフェが本当にあるものだと誤解して、
現地に足を運んでイヤな思いをされた
「ヨコハマファン以外の、一般の方」 も、
一部には いらっしゃるのではないか…?
と思うと、胸が痛いです。



風来魚さん は、掲示板で、
「グーグルマップって、こうしたいい加減なネタも
載っちゃうものなんですかね?」
と、ご立腹でした。

僕も、同じ思いです。

地図という公共性の高いツールに、
どういう意図であれ、
『実在しないものを書き込む』 という行為が、
どれだけの第三者に迷惑をかけることになるのか?
を、

「Cafe Alfa」 を書き込んだ人は思い知るべきです。



1日も早く、この迷惑アイコンが
Googleマップ上から削除されることを 願うばかりです…







後日 (2017年 年末ごろ)、確認してみたところ…


なんと、上記の 『Cafe Alfa』 のアイコンが
無くなっておりました。



ほっ と一安心。

誰かが Google に、
違反報告してくださったのかな?



あるいは、マップに登録した本人が、
「こんな事しちゃ いけないよなぁ」 と、
自分で気がついて消したのでしょうか?


後者だったら うれしいのですが…





[ 戻る ]