■ とどろき駅
東京都 世田谷区 等々力
【最寄】 東急 大井町線 『 等々力 』
撮影 2007/11/22




 5巻・34話で、ココネが初めてマルコ宛てのメッセージ配達に訪れたとき下車した駅。 それが、『とどろき』駅 です。

 路面電車の終点の1つのようで、おそらく3巻・18話で高架下に見えている路面電車が、環八ぞいに南下した果てにあるのが、この駅なのでしょう。


 1巻・7話で登場した 『第三京浜線』等々力(とどろき) であることから、夕凪時代の等々力は、ターミナルポイントとして機能しているようです。


 ただ、付近に別路線が見えていない点から、路線間は徒歩で行き来しているようです。 けっこう不便ですね。


 もっとも、現代であっても、大きな駅舎があるので意識しませんが、路線間を徒歩で数100メートル歩く場面はよくあります(大きな街ほど) 夕凪時代の人々が不便を感じるとしたら、雨天の場合の乗り換えでしょうか?


 こうして見ると、夕凪時代に至って自家用車はなりをひそめ、21世紀の主要幹線道路の多くに路面電車の軌道がほどこされたようです。 ココネが下車した駅は、さしずめ 『環八線 とどろき駅』 … といった所でしょうか?(笑)












 それでは、『とどろき駅』 を拝見いたしましょう。

 左の写真が、現在の「とどろき駅」です。


…いえ。 『環八線』ではなく、『東急 大井町線』 のものですが(笑)


 21世紀の都内で、同じ「とどろき」を冠する唯一の駅で、第三京浜入口から、北東へ700メートルのあたりに実在します。



 ちなみにこの駅、まさに乗り降りするだけの場所という感じで、駅構内にはトイレすら無かったのには参りました。

 ちょっとお腹の調子が悪い状態で現地に出かけた自分にとっては、これはショックすぎる仕様でした。 「今この瞬間、世界よ終われ」 とか呪いの言葉を吐きたくなりました(泣)

 近くに 「等々力 渓谷公園」 があり、川沿いにトイレが点在していることを知ったときの安堵感は、今でも忘れられません(苦笑)

 東急さん、改善を切に願います。<(_ _)>












 さて、夕凪時代の「とどろき駅」の建設予定地ですが、5巻・26ページに見られるような「環八上で、広ーくてまっすぐで、平らな車道」、かつ、第三京浜線へのアクセスが容易な点から、『等々力不動前 交差点』 が有力と見ています。

 左上の写真は、交差点をから見たものです。

 北へとのびていく道は目黒通りで、東急『等々力』駅方面に向かっています。



 1つ問題点を挙げるなら、この交差点、環八側の「中央寄り車線」だけが地下をくぐっているのです。

 そのため、将来「駅舎」を建設するためには、事前に近辺を 埋め立て する必要がありそうですね。


 もっとも漫画内のコマを見るかぎり、現地は「直線道路」だけで構成されているようなので、駅舎自体、交差点から少し離れた位置にあるのかもしれません。

 左中央の写真は、交差点から400メートルほど東の地点ですが、なかなか条件に合致している気がします。(交差点西側は下り坂になっていて、ちょっと条件に合いません)

 ただしその分、第三京浜入口から遠ざかってしまいますが…

 ここからだと、ちょうど1キロ。 うーん、ちょっと不便だなぁ。




 ちなみに、なにげなく南のほうを眺めてみてビックリしたのですが…

 この「等々力不動前 交差点」からは、なんと、『ランドマークタワー』 を目視することができした。(写真左下)

 17キロも離れているのに…







 続いては、同じ「とどろき駅」でも、『第三京浜線 等々力駅』 の、駅舎建設予定地です。


 左の写真は、第三京浜『玉川IC』 を、南東の歩道橋の上から撮影したもので、ここを左折すれば、第三京浜に合流するようになっています。

 駅舎を建てるとすれば、第三京浜の入口あたりではないでしょうか?

 もっと近づいて、見てみましょう。










「さて、それでは建設予定地を拝ませてもらうかな?」 と、第三京浜 の最寄りの歩道橋に登ってみたのですが… 愕然

 歩道橋の西側が、バッチリ 遮蔽(高さ2メートル弱) されていて、彼方へとのびる道路がクリアに見えないのです!



 泣く泣く、遮蔽の細い隙間から覗いたり、腕を上に伸ばしてデジカメだけに道路を堪能させたりと、実にわびしい姿で資料写真を撮影しました。


 夕凪時代になると、この道路の上を、路面電車が コココココ・・・ と、のんびり行き来する事でしょう。





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