新・「Aタイプの歴史」 1約 50年前
A(アルファ)タイプの
夜明け前





時代は、子海石先生 が若かりし頃…


当時の彼女の外観は、
20代前半を思わせるため、

おそらく、漫画内のメインの時代より
50年ほど昔 の話ではないかと思われます。




大学の医学部の職員をしていたという彼女は、

水上艇 『ミサゴ』 を駆って、

神奈川の 馬堀海岸 から、対岸の千葉 船橋 までを
疾走することになります。









その目的の1つが、

『ロボットに自律性を持たせるための、元データの採取』…



子海石先生の経験をデータ化し、

今後 製作されるロボットに、
人間らしい自律性 をそなわせることを
目的とした実験でもあったのです。








ところが、このときに採取したデータは
「たいして役には たたなかった」 そうで、


その後、全く別の視点から

アルファタイプが生まれることになる


のだとか…










これがおそらく、
芦奈野先生がおっしゃられていたという、

『人間の五感 (A1〜A5) を統合する』

という試みのことなのでしょう。








ちなみに、

アルファさんのケガのメンテナンスをするなど、
Aシリーズロボットに関する豊富な知識を
持つかのごとく感じさせる子海石先生ですが、

意外にも、比較的早い段階で、
Aシリーズの開発から退いたようです。





「私は あなたたち(Aロボット)の歴史の
ほんとに最初の所に ちょっとだけいたわ」


という言葉から、


彼女自身がかかわったのは、

水上艇などの機器を使用しての
感覚(思考?)データを収集していた、
初期のせいぜい 5年か、3年…


下手したら、

ほんの 1〜2年程度
だったのではないでしょうか?





なにしろ、

「私が知っているのは A7の人たちだけ」

とすら言っているほどですから…












『A2 (レコード)』 についても、

「ある意味 みんな(Aロボット)の ご先祖なのかもしれないわ」

といった程度の認識のようなので、
これは間違いないと思います。












しかし、後述のミサゴたちの登場時期から逆算すると、

実は意外にも、

子海石先生が現場を離れてから、
5年も経たない わずかな時間で、

Aシリーズの 「人」 開発 は、
一応の完成を見ていたはず
なのです。




そんな 飛躍的な前進 を可能にしたのは、

『ある存在』 の登場でした。






新・「Aタイプの歴史」2 『 5つの感覚を束ねるもの 』 に続きます







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