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■ 「!きっ」 のカーブ |
神奈川県 横須賀市 長井 | |
【最寄】 京急バス 『 赤羽根 』 | |
撮影 2007/09/08 ・ 2008/02/16 |
記念すべき第0話で、ヨコハマへとバイクを駆るアルファさん。 物思いにふける彼女が、唐突に 「!きっ」 とブレーキをかけて急停車。 以前は通れた道が、今は水没し、通行不可能になっていたのです。 さて、アルファさんがブレーキをかけたこの水辺は、一体どこだったのでしょう? 漫画内から得られるヒントは、以下のとおりです。 ・17ページ上のコマの標識から、道路は 『国道134号線』。 ゆるいカーブを右折しつつ、曲がりきった所で「水没」に気がつく。 ・おじさんのガソリンスタンド (初声町付近?) から、物思いにふけりながら しばらく走っているので、最低でも2〜3キロは進んでいると思われる。 ・18ページ上のコマから、水没地帯はあまりアップダウンが無く、 視界の開けた平地 が広がっている様子。 ・前方やや右に 大楠山 があるため、 真北から わずかに西 を向いているらしい。 ・水没した「本来の道」は、画面奥にほぼまっすぐのびている。 また、道路の両サイドはかなり広い範囲で水没している。 |
それでは、現地へのアクセスです。 最寄は、京急『三崎口』 から、バスで3キロ北上した場所にある、バス停 『赤羽根』。 「三崎口」駅から北に向かうバスなら、どれでも到着するはずです。 (ただし「ソレイユの丘」行きだけはノンストップ直行らしいので、多分ダメです) 下車して北を向くと、件のカーブが目の前です。 200メートルも歩けば、平地が広がり、彼方に大楠山を望めるでしょう。 カーブを曲がる瞬間、心の中で「!っき」とブレーキ音を奏でれば、アルファさんを追体験できます(笑) |
ちなみに、「134号線は三浦海岸側にものびている。 そちらは候補に入れないのですか?」という意見もおありでしょうが… 残念ながら あちらでは、「漫画内の風景との矛盾」 が発生してしまうのです。 たしかに、単純に「道路の雰囲気」だけから考えれば、僕の調べた限りで「2ヶ所」を候補に挙げることはできます。 引橋交差点から三浦海岸に700メートル下ったバス停『神代』の先のゆるい右カーブと、三浦海岸へあと一息のバス停『南下浦郵便局前』付近が、それです。 が、前者はかなり標高が高く、こんな所まで海面が上昇したら、カフェアルファまで確実に海の底です。 また後者は標高的にはイイ線行っていますが、カーブを曲がる前の直線道路の時点で、すでに大楠山が視界の左に位置してしまっています。 これで右にカーブしようものなら、おそらく大楠山は視界から外れるでしょう。 以上から、三浦海岸側の 134号線 は、「!きっ のカーブ」 のモデルではない… というのが、現時点の僕の意見です。 |
2014年5月に、久しぶりにこの道の場所を、「アルファさんのロードマップ」 を元に検証しなおしてみたのですが… やはり、可能性が高いのは、自分の推している 長井1丁目一帯 だと、我田引水ながら再認識しています。 (もちろん、この場所の南にある 「初声町 入江」 が すでに水没しているらしい点に関しては、主張するうえで大きな矛盾点であることは承知していますが) というのも、一部の人たちが かたくなに主張している (ちーそんさんの事ではありません) ように、この道が 武山駐屯地のそばの直線道路 だとすると、 「アルファさんのロードマップ」 と大きく矛盾してしまう からです。 ![]() 赤い線が、「武山駐屯地のそばの直線道路」。 青い線が、僕が主張している 「長井1丁目」。 (延長方向を分かりやすくするために、線を南方に長めに書いています) そして、緑の丸が、「大楠山」 です。 マップで見ると一目瞭然で、 「武山駐屯地のそばの直線道路」 の延長上には、 大楠山 は存在しません。 この点からしても 「武山駐屯地のそばの直線道路」 は、ちょっと 「きっ!のカーブ」 のモデルとは考えづらい と見ています。 そもそも、ロードマップを よーく見てみると、 「武山駐屯地のそばの直線道路」 には、「水没」 を示す灰色のトーンが、スタート地点(南端) から すでに かぶさっています し… |