■ ココネの住む町
東京都 世田谷区
【最寄】 京王 『 千歳烏山 』 『 八幡山 』 『 上北沢 』
撮影 2007/11/12




 第3巻・18話で、ココネの近所が初めて描写されましたが、今日は、そんなココネの足取りをできるだけ追ってみました。


 複数箇所まとめた紹介になっているのは、流れに沿って紹介したほうが臨場感があるかな? と思ったためです(笑)
 ただ、一部に確定ではない情報もあります。


 取りあえず、漫画内から得られる情報と、現代の地図とニラメッコした結果から、南烏山が堅かろう… ということで出かけてみました。















 まず、アパートの駐輪場を出たココネは、かつての民家の土台が並ぶゆるい坂を、バイクでタララ〜と下ります。

 そして、両サイドを巨木に囲まれた大きめの道に合流しますが…

 39ページまででは、ココネがどういう道に合流したかが分かりませんね。
謎が解けるのは 40〜41ページ に入ってからです。



 まず41ページの標識から、

 - 『環8の西』 (世田谷から新宿に向かうので)
 - 『八幡山ではない』 (八幡山は環8の東)
 - 『合流したのは甲州街道』 (烏山付近で、高架を背負わない唯一の大きな道)

の3点が判明します。



 また、40ページでココネが右折している点から、『甲州街道の南』 から合流したこと… そして39ページから、『信号のある交差点』であること…
などが分かり、かなり絞り込まれてきます。



 そして最も大きなヒントは…
40ページの彼方に見えている 歩道橋の形状 です。

 実はこの付近(仙川 〜 「上高井戸一」交差点)には、計7つもの歩道橋があり、僕も特定をあきらめていたのですが…

 ふと、この歩道橋の形状に気がついて調べたところ、「西から見たとき、左側階段が横に広がり、右側階段が東にのびている歩道橋」 は、付近に1つしかないことが判明したのです。

 それは、『南烏山 4-28 の 歩道橋』 です。


 さらに、右折直後のココネが、この歩道橋から目測で数100メートル離れていることから、烏山中学校の北西側の交差点 から 甲州街道 に合流した… と結論づけました。


 写真は、その交差点に入る直前(ココネが信号待ちをしているシーン)と、そばの歩道橋から東に向かって撮影したもの2枚です。

 一部 街路樹の影に隠れてしまっていますが、彼方に見えているのが 「南烏山4-28の歩道橋」 です。



 ちなみに一番下の写真は、「南烏山 4-28 の歩道橋」を、もう少し近くから撮影したものです。

 いえ、本当は付近の紅葉の美しさを残すつもりで撮影したものだったのですが、後で見てみたら、件の歩道橋も入っていたので…(笑)










 ちなみに、ココネが甲州街道に合流した交差点としては、実は、1つ東側の 『南烏山4 交差点』 のほうがそれっぽいです。


 ただ、ココネがこの交差点を右折したのだとすると、たった150メートルで件の歩道橋に着いてしまうので、ちょっと漫画内の描写と合わないんですよね…






 さて、甲州街道を東に進んでいくと、『環8』 の標識が見えてきます。


 が、事前に他人さまのサイトで見ていたものとは、表記が変わっていました。

 どうも、ここ何年かで新調されたようですね。



 標識上部の照明も無くなっているんだけど、夜見えるのか? これ。

 歩道のわきの地面に、大きなライトのようなものがあったので、ライトアップするのかもしれませんね。








 続いては、43ページ『路面電車の線路のある道路』 です。


 現在 『上高井戸一 交差点』 と呼ばれている場所で、今はまだ環8の高架も残っており、路面電車の軌道もありません(笑)


 夕凪時代には、この路面電車で南下して終点の 『とどろき』 まで行くと、マルコのアトリエの近場まで行けます。

 写真は、環8高架の下、甲州街道の北側から南に向かっての風景です。






 環8を東にわたったココネは、南東にある 『町立 上北沢図書館』 を訪れます。


 が、巡礼系ファンの方々はご存知のとおり、「上北沢図書館」という建物は存在しません。 上北沢の 『区民センター』 の地下が、上北沢の名を冠する、唯一の図書館なのです。

 というわけで、左の写真は区民センターです。
撮影に行った日は月曜日だったので、センターは休館でした、とほほ…
 おかげで、人のいない写真が撮れましたが。






 最後に、まとめてアクセス方法をご紹介します。


 『烏山中学校の北西の交差点』
 『南烏山4 交差点』
 『南烏山4-28の歩道橋』


の3つは、京王『千歳烏山』 の北500メートル付近に散らばっています。



 また 『上高井戸一 交差点』 は、京王『八幡山』 の北西400メートル。

 上記の「南烏山」物件とは、甲州街道ぞいに1キロちょっとしか離れていませんから、いちいち駅に戻らずに、両方歩いて見てまわったほうが手軽です。



 『上北沢図書館』 は、京王『上北沢』 から南東へ200メートル。
「上高井戸一 交差点」からは1.5キロで辿り着けます。



 それぞれが近いため、京王『千歳烏山』 からスタートして、甲州街道をメインに西から順にまわり、京王『上北沢』 に戻るまでの合計約4キロで、全てを見てまわれます。



 ああ、それにしても… 東京在住の僕なのに、都内の物件をあつかったのは、実は今回が初めてだったりします。

 ページの最上段にある、現地の住所の表記に、「東京都」… と書いたときの新鮮な気持ちといったら(笑)





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