新・「Aタイプの歴史」 5約20年前 〜 現在
後に「夕凪」と
呼ばれる時代



A7M1「アルファ室長」が、

子海石先生による教育を終えて
三浦半島 を 去って 15年…



A7M1 からのフィードバックを元に、

3体の 量産試作機「A7M2」
制作した人類は、

ついに、普及型「A7M3」
量産に成功します。



水没しつつある地上では、

A7M1 の たくさんの妹や弟が、
人間とともに暮らすようになっていきました。





アヤセが語っていた、
『ミサゴのほうが 何10年か古い』
という 両者のタイムラグは、

「生物による人」の 開発をあきらめた人類が、
「ロボットの人」へ 方向転換し、
その量産にこぎつける
までの、

紆余曲折の期間であったわけです。




量産が軌道に乗ったことで、
役目を終えた「A7M2」たちは、

希望する開発関係者に引き取られるなどして、
全国に散っていった
そうです。








こうして、

人間にとって「ロボットの人」たちは、

総数こそは それほど多くありませんが、
気づけば近所に住んでいる… ぐらいの、

身近な存在 となっていったのです。












ちなみに、実は自分、
今回の考察を書く際に一時期、

記憶キノコ を「A6」とし

(人間の「第六感」
つまり、無意識に脳内で行っている情報統合に
該当する役割を担っていることにしようか?
と 考えていました)



A7M1 と非常によく似ている ミサゴ は

「A7」の 一番最初の、
ロストナンバー的存在 (A7M0?)

ということにしようかな…?

と、随分 まよったのですが…




生物であるミサゴと、
ロボットであるアルファさんたちとは、
体構成が根本的に違うので、

これを同じ「A7」として くくるのは
無理があるだろう…
と 考え直し、


結局、「A6 = ミサゴ」として
考察をまとめました。






新・「Aタイプの歴史」6
『 そして「人の夜 へ 』

に 続きます






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