■ 丸子橋
東京都・神奈川県
【最寄】 東急東横線 『 多摩川 』『 新丸子 』
撮影 2007/11/22 ・ 多数




 丸子マルコ の名前は、東京神奈川 の境にある 『丸子橋』 (あるいは、神奈川県の地名「丸子」) から付けられた、というのがファンの間の定説です。

 アトリエ丸子 の住所が、橋のそばの 「田園調布」 になっている事からも、100%確定でしょう。


 というわけで今日は、A7シリーズ中最大の薄幸度を誇る「マルコ橋」「丸子橋」をご紹介します。


 アクセスは、東京側なら東急東横線『多摩川』 から、南へ400メートル。
 神奈川側なら、東急東横線『新丸子』 から、北東へ700メートル。

 気分と目的によって、お好きなほうをお選びください。










 それではまず 東京側 から、橋の北歩道をわたって神奈川に行ってみましょう。


 左上の写真を撮ったのは午後2時ごろですが、季節が冬ということもあり、太陽はすでに傾いて、橋の鉄骨を力強い影として照らし出しています。


 振り返ってグルリと北側を見回すと、『亀甲山古墳』 を中心としたコンモリとした森が見渡せます。 このあたりの丘のどこかに、マルコは将来アトリエを構える事になるのでしょう…

(左下の写真は、近辺の風景をワイドにつなげてみたものです。 太陽の光が強い影響で、1枚1枚の境界がクッキリしすぎていて見づらいですが、雰囲気だけでもお楽しみください。)










 丸子橋は全長400メートルほどありますが、多摩川の川幅はせいぜい100メートルで、東京側に寄っています。 そのため、すぐに眼下には、神奈川側の運動敷地が広がってきます。

 水辺の草むらには、青空生活者の青テントが…
そんなとこにいると、夕凪時代には一巻の終わりですぜ…



 中ほどで、東京側を振り返ってみました。
水色の橋に、青い空が美しいです。



 「亀甲山古墳」のあたりは、本当に木々が多いです。

 その先の「多摩川」駅へと走る電車は、まるで、森の中の秘密基地に格納されていくかのようで、ちょっとカッコイイです。








 神奈川側に到着。 橋の下の遊歩道で、今度は橋の南側にまわります。
そして、東京側にUターン。



 左下の写真は、橋の中ほどから見た、多摩川の下流方面です。

 向こうに見えているのは JRの鉄橋で、横須賀線東海道新幹線 です。

 ときどき、新幹線が走り去っていくのが見えます。










 今度は、橋の南から、下流(南)の岸を見てみましょう。


 アトリエ丸子の建設予定地は、別に橋の北側とはかぎらないので、このどこかにモデルとなった場所があるのかもしれません。

 ただ漫画内では、アトリエ丸子のすぐ背後にはちょっとしたが描かれているのですが、南側にはそれらしいものが見当たりません。

 やはり候補地としては、橋の北側に軍配があがりそうです。



 最後は、橋の鉄骨を南側歩道から…

 一見すると大して大きくは感じられませんが、左奥のほうにいる人間とサイズを比較してみると… うわぁ!!










 2010年5月に撮影した、東海道新幹線の車内から見た「丸子橋」です。


 新幹線は速いので、撮影可能時間は10秒もないので、大忙しです。

 苦心の作をご堪能ください(笑)











 こちらは、2011年11月東海道新幹線の車内から撮影したものです。


 最近計算したところ、東海道新幹線が多摩川の上を渡り、「丸子橋」がクリアに見えている距離は、せいぜい300メートルしか無いようです。
(多摩川の直前まで、付近の建物が壁になって、橋が見えないためです)

 この辺りはまだ都内なので、新幹線もあまりスピードは出していないのですが、それでも 時速150キロ ぐらいには達していると思われます。

 だとすると、橋がクリアに見えている時間は、せいぜい 7秒

 この短い時間で、アングルを決めて、ピントを合わせ、シャッターを切るのは、なかなかに至難なのです。



 …すみません。

 写真の出来の悪さについてのイイワケです(苦笑)











 これは、2013年5月に撮影したものです。

 天候にも恵まれ、今まで新幹線車内から撮影したものの中では、一番の出来ではないでしょうか?



 思えば、ここ5年ほど、新幹線に乗るたびに「丸子橋」の撮影に挑戦してきた自分ですが… その求道(?)の日々も、今回の写真をもって終了として良いような気がするのです。


 さようなら、丸子橋。(別に無くなるわけではないですが)

 次回はまた、直接 渡りに行こうと思います。





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