■ 逗子海岸
神奈川県 逗子市 新宿
【最寄】 京急 『 新逗子 』
撮影 2007/04/05




 単行本2巻の裏表紙のカラーイラストは、『逗子海岸』 から見た 富士山江ノ島 です。


 というのも、三浦半島内で、「富士の少し右に江ノ島が見える、海ぞいの場所」というと、ココしか無いんですよね(笑)


 また、イラストと同じように見える場所は、この海岸の 南部 に限られます。

 海岸のにちょっと歩くだけで、富士は大崎公園のある丘に隠れてしまいますし… 逆に、葉山港まで南下(単純に南北だけで考えれば、ほんの300メートル程度)するだけで、江ノ島は富士山から外れてしまうからです。



 1つ不思議なのが、イラストで北西にカーブを描いている外灯です。

 これは、国道134号の外灯と思われるのですが、逗子海岸ぞいの134号は、南北にほぼ一直線なのです。

 北西にカーブを描く場所もあるにはあるのですが、北すぎて、富士は丘の後ろに隠れてしまいます。


 距離感を出すために、位置をアレンジしたイラストなのかもしれませんね。










 さて、アクセスですが…


 やはり、京急『新逗子』 からの徒歩が、もっともポピュラーと思われます。


 駅の北口から出て、市役所の脇の小道を通って、あとは西へ西へほぼ一直線。

 距離も1キロもないので、20分もかからずに到着することでしょう。
















 海岸は、端から端までで ほぼ1キロ。
 内湾なので、波も穏やかな日が多いです。

 きれいなトイレも2ヶ所ほどあり、利便性も高いのですが…


 難点は、背後の国道134号線を通る自動車たち。

 内湾のおとなしい波打ちが災いして、車両の騒音が消えず、実に耳ざわりなのです。


 休日ともなれば、海上は色とりどりのヨットで占拠され、湾特有の形状も手伝って、なんともいえない密閉感で息が詰まります。


 海に、おだやかな開放感を求めている方は、一直線に並んだ 富士山江ノ島 を見たら、さっさとUターンし、別の海岸へ行かれることをお勧めします。








 2巻の裏表紙 に近いアングルで撮影してみました。


 ちなみにこの日は、海面付近が蜃気楼状態で、よく見ると 江ノ島 の最下部が、二重に見えていますね。


 肉眼で見ているときも 「なんか変だな?」 とは思っていたのですが、帰宅して写真を確認したところ、実にクッキリと蜃気楼でした(笑)
 





 そうそう、ここには石原慎太郎氏の石碑もありました。





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