■ アトリエ丸子 　　　　　　　　　　　　　　（帰社編）
	東京都
	【最寄】　東急東横線 『 多摩川 』
	撮影　2007/12/06

第34話で、田園調布 の 『アトリエ丸子』 を訪れたココネ… 　とどろき駅 からアトリエ丸子は、『環八 → 中原街道』経由で４．５キロ。 　『多摩川ぞい』に歩いても３キロの、なかなかの長距離です。 　（ココネは往復しなければならないので、余計に…） 　今回は、ココネが通ったと思われる「多摩川ぞいルート」を、『アトリエ丸子』側を起点に歩いてみました。

左上の写真は、「アトリエ丸子」から北に向かって出発し、少し歩いたところで出発点あたりを振り返った感じです。 　中央の建物の影がのびている辺りが、『多摩川台公園』 の自転車置き場… 「アトリエ丸子」建設予定地の有力候補です。 　少し向こうに、東急東横線の高架も見えていますね。 　その次の写真は、『亀甲山古墳』 が終わったあたり… 　『アトリエ丸子』の紹介ページにある、丸子川の看板のあった交差点です。 　ところで、この写真の中央あたりに、黄色と赤の旗が立っていて、その左右に道が別れているのがお分かりになりますでしょうか？ 　実はこれ、単に「車道が別れているわけではない」のです。　正解は少し後で… 　先に進む前に、そばのグラウンドにも寄ってみましょう。 　南のほうを振り返ると、川面に「亀甲山古墳」が写っています。 　道路の向こうのカラフルな家たちも、青い空に映えて愛らしいですね。

さて、先ほどの二手に分かれていた道は何だったのでしょう？ 　正解は…　なんとビックリ。 　車道と、近所の人が行き来できる「車道 兼 歩道」とに分離していたのです。 　下の道はほとんど車が通らず、目の高さぐらいの土手をビュンビュン自動車が走っていく光景は、なんとも不思議。　ガードレールが無いので景色も壊れず、そのおかげか、走っていく自動車にも、どこか のどかな親しみを感じるほど… 　町の造り１つで、印象というものはこんなにも変わるものなのでしょうか？ 　町造りの手綱をにぎる役所の人間の中にも、頭の良い人はいるのだな、と感心させられました。 　こういう人間を見つけ出し登用していくことは、国民のメンタル面に必ず多大な利益をもたらします。　国のかじを取る立場にある人間には、そういう人材を見抜く目を持つ方が望ましいですね。 　あと、それとは関係ないのですが、地元の○○商店という感じの店の入口のガラスの裏に、毛づくろい中の「ねこ」を発見しました。 　家の中からすればカーテンの裏なので、静かであたたかい自分の秘密部屋なのでしょうが、外からは丸見えです（笑）

多摩川土手は、どこまでも長ーい道路と、街灯と、川原のグラウンドの風景と、たまーに現れるバス停が、延々とつづきます。 　延々と、延々と… 　その道を、５巻・36ページ上段のココネ気分で歩き続けます。 　もっとも、この時のココネは、深く考え事をしながら歩いていたようなので、あまり周りの風景は見えていなかったと思いますが…（笑）

この多摩川土手の道路は、車の流れがそれほど多くないというか、見ていると 「たまに ほとんど自動車の行き来が無くなるとき」 すらあります。 　左の写真は、そんな瞬間を撮影してみました。 　本当にここは都内なのだろうか…？ と、ちょっと不思議な気持ちになります。

この大きな水門がある辺りから右折して（ちょっと分かりにくい）目黒通りを北上することで、やがて 『等々力不動前 交差点』 に到着します。 　ココネは、このルートで帰社したのでしょう。 　ちなみに、前方に見えてきた赤い橋は 『第三京浜』 です。 　この写真を撮りに行った日、風景の心地良さに 足取りが軽かった僕は… 　「目黒通り」の入口を見逃し、この橋の根元に辿り着いたとき、その造りの雰囲気と、前方に別の路線が見えていることからこれが「第三京浜」だと気づいて、仰天しました。 　本来曲がるべき予定の個所（目黒通り入口）を、すでに１キロもオーバーしていたからです（苦笑） 　そして川原には、部分的にススキ野原が… 　これらがやがて、付近の街までをも飲み込み、ムサシノの原風景となっていくのでしょうね…

ちなみに帰り道ですが、「目黒通り」の西100メートルほどにある 『等々力渓谷』 を歩いて、東急『等々力』 まで帰るコースをお勧めします。 　水門から「等々力渓谷」までの道のりの説明がちょっと難しいので、事前に調べて向かわれるか、地元の方に尋ねてみてください。　一度渓谷に入ってしまえば、あとは駅までほぼ一直線です。 　僕が訪れた12月は、たまたま紅葉の時期で、モミジの赤さが水色の空に映えて、実に美しかったです。 　左写真の紅葉はかなり圧縮したものですので、汚いですが…（泣） 　本当に樹木の写真って、JPEG の圧縮に不向きだなぁ…

[ 戻る ]