■ 北の町の公園
                        (昼間編)
神奈川県 横須賀市 深田台
【最寄】 京急 『 横須賀中央 』
撮影 2007/06/16




 今でも稼働し続けている 外灯群の青い光 ばかりが有名になってしまっている、この 『北の町の公園』 ですが…

 その元となる 現在の 横須賀中央公園 もまた、そこそこ標高もあり、付近の風景を見回す楽しみも持った場所でもあります。



 今回は、そんな 「昼の北の町の公園」をご紹介しましょう。

 夜の風景 と比較すると、味わいもさらに増すことでしょう。



 ちなみに、この写真を撮りに行った日は、この時期にしてはビックリするぐらい よく晴れており、かなり彼方まで風景を楽しむことができました。










 …と、その前に、公園までのアクセスをおさらいしておきましょう。

 途中のルートは、町の中のクネクネ道を行くので、慣れないとちょっと迷うこともあるのです。



 まず、京急『横須賀中央』 のそばから、南の坂を登っていくバス通りの東側を進みます。 200メートル行ったところで、写真(上)の案内があるので、左折して細い道に入ります。

 ゆるく左へカーブする坂道を150メートル進むと、写真(中)Y字路に出るので、右へ。

 やがて、写真(下)のような場所に着くので、左へUターンするように坂を登っていけば、公園に到着です。






 それでは、公園の一番高いあたり… アルファさんが腰かける丸く石が積まれた場所を中心に、西方向をスタートとして、反時計回りでグルリと風景を楽しんでみましょう。


 まずは、西の彼方の丘の上をご覧下さい。

 チョコンと頭をのぞかせているアレは… なんと、富士山です。
 雪をかぶっていないと、水色の空にとけて気づかないこともしばしば。

 しかし、三浦半島の東京湾側からも、場所によってはこのように見える場合もあるのですね。






 続いて、南西を見ると…

 てっぺんにチョンチョンと鉄塔を載せているあの山は、大楠山です。


 三浦半島最高峰も、やや離れているせいもあり、そばの丘にすら隠されそうな軟弱ぶりです。






 南東を向けば、外灯植物群を見下ろす、おなじみの方角になります。

 昼間はこのように見えるのですね。


 しかし、南東に広がる町々を、手前のマンションがババーーンとブロックしている感じが、なんとも息苦しい… (泣)








 に目を向けると、観音崎と、彼方の房総半島(富津あたり)が見えています。


 水上艇と別れを告げた 剱崎洲崎 のある 浦賀水道 は、さらに右の彼方になります。






 北東には 猿島 が浮かびます。

 この日は、島西部の砂浜や建物まで見えてビックリ。


 さらに彼方に 第2海堡 や、富津火力発電所 が写っているのがお分かりでしょうか?






 さて、この写真は一体…?


 これは、猿島 より、もう少し寄りを撮影したものです。

 一見すると ただの海面のように見えますが、中央の海面やや右に、うっすらとのようなものが見えるでしょうか?


 実はこれ、東京湾アクアライン『アクアブリッジ』 なのです。

 公園から30キロ近く離れている上に、地球の丸みに隠れがちな海面近くの建造物なのに、よくぞ見えてくれたものです…


 「ヨコハマ〜」とは無関係ですが、珍しいので載せておきますね。










 を向けば、北の町 こと 横須賀 の中心街が広がります。

 夕凪の時代には水没消滅するこの街を、今のうちにジックリその目に焼き付けておきましょう。



 街のはるか彼方に目をやると、ヨコハマ の街並がうっすらと確認できます。

 赤白タワーの左に見える白亜の橋は、『ベイブリッジ』 でしょうか?



 こうして見ると、ヨコハマは遠いですね。

 スクーターでパタパタパタ〜… と山を越えて行き来すると、たしかに半日以上は軽くかかりそう。 コーヒー豆を仕入れるのも一大事です。






 さて最後に、ちょっとしたボーナス写真を…

 この写真は何か、お分かりになるでしょうか?



 実はこれ、彼方の丘の中腹に、『NTT横須賀研究開発センター』 が写っているのです!


 公園の一番高いところではなく、ちょっと南に下がることで、木々と建物の間からの彼方に見える風景です。 僕も今回初めて気がついて感動しました。

 その感動を皆さんと分かち合いたくて、掲載します。





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